★用意するもの
1.皮素材
2.木工用ボンド (速乾はダメ)
3.カッターナイフ又は小刀(理想はローラーカッター)
4.クラフトテープ(塗装用養生テープ)
5.定規 (生地を抑えるもので有ればなんでも可)
6.刷毛(無くても可・指で塗る)
★糸の解き方の一例、
1.グリップの真ん中付近で糸をナイフ等で切ります。
そこから糸をほぐします、 そして
バットのジョイントキャップを外しそこをカーペット等の上で
ジョイントピンを下にして キューを立てて 左手でバットを軽く
支えながら、糸を引っ張ります。 これで早く解く事ができます。
糸の端は木に埋め込みしてる場合もあります、カッターナイフ等で 丁寧に 切り落とします、
糸の下地に接着剤が残っていますそして 接着剤を調べます(水性か油性かを)
適度に濡れた雑巾でバットの糊を拭いて見ます、
擦るとみるみる取れて行く場合は 水性です、
その場合は、そのまま雑巾で糊をふき取ってください。
油性は水では落ちません、 この取り方はいろいろ有ります
1.サンドペーパーで落とす
2.台所洗剤で落とす
3.市販のシールはがし剤で落とす
1.の場合はバットのニスの部分の養生を確実にします
その後 バットのニスの部分を養生(保護)しておきます
そして、糸を解いた部分に付いている 接着剤をサンドペーパーにて取り去ります
最初は#400前後ので擦って 次は#800位で擦ります 最後に#1000で擦ります
しっかりと糊を取り除くのが大事でございます、
最後は濡れ雑巾で拭き取ります。
これより皮巻きにかかります
★道具
1.カッターナイフ又は小刀(理想はローラーカッター)片刃のものが理想で
必ず新品の刃を使います
2.木工用ボンド(速乾はダメ)を別の入れ物に入れて、(*注意1)水1対糊9の割合
で刷毛を使って良く混ぜます。
3.長さ35センチ以上の定規(定規の端が凸凹になっていないもの、ほんの僅 かの凹
凸もダメです 金属製がベスト)
4.クラフトテープ ばんそうこでも代用できます
★皮の裁断方法
1.先ず皮の短い方の端一方を、生地に対して刃を表皮を表にして
表皮からやや5度内側に刃を傾けて、定規を当てて裁断します、
2.そして次は反対側を皮巻き部分の寸法と同寸か(*注意2)2-4ミリ短く裁断します。
この時の方法として
3.バットにあてがい、長さが合ってるか確認する。
4.皮の長いほうの一方を先に少しだけカットする
(表皮からやや5度内側に刃を傾けて、定規を当てて裁断します)
5.次は反対方向の皮の切断予定部分を中心に クラフトテープを
表側に貼り付けます(半分皮の上、半分はみ出し)
6.クラフトテープのままバットに貼り付けます、反対の皮をバットに巻きつけて
皮同士を重ねます、その重ねた部分にペンで印しを数箇所付けます
付けたら、そっと皮をテープを付けたままバットより外します
その印しの内側を平均点で一気にカットします、
(表皮からやや5度内側に刃を傾けて、定規を当てて裁断します)
途中でナイフを抜いてはいけません。
(バットは多少デコボコしているため、平均点で切断、多少短い部分が出来ても良い)
★ノリ付け
1.両端の裁断を終わった皮にノリを付けます、糊は少し薄めた方が
作業が楽です、薄めすぎは良く有りません(糊10に対して水0.5-1位)
糊付け時に くれぐれも、皮素材を引っ張らないこと
つなぎ目部分を糊つけせずに残しておきます、薄くダンゴにならないように すばやく延ばします。
★貼り方(ここからは素早くしないとうまく出来ません)
1.先ず一方の縦端に合わせて突き当てます、
まだ巻かずに軽く乗せておく程度にして反対側の先端を端に突き当てます
この時足らない場合は真ん中より生地を伸ばし加減で端に隙間を無くします
縦の両端を合わせたら、一面だけ軽く押さえて張ります
今度は徐々にかーるく巻き始めます、端に隙間や重なりがないようにします
縦端に隙間無く巻くことが出来たら
★皮の片方のつなぎめを軽くバットに貼り付けます、次に反対側の皮も張り合わせます
隙間が出来たら、指でしわ寄せのようにして隙間を詰めて行きます
(最初は柔らかく押さえる)
重なりすぎは引っ張ってから 又隙間を詰めて行きます
上から下まで、何度も繰り返します、手でつなぎめを押さえて、デコボコにならないようにします。
ポイント1.
糊がつなぎめからはみ出ないようにする、
はみ出そうなら、皮を広げて中の余分な糊を取り除いて、張り合わす
(はみ出たら、良く絞った濡れ雑巾で拭きます、他の皮に雑巾を付けないように、汚れた部分だけを拭きます)
★皮巻きのポイント
*注意1**
糊は製造から早い物は乾きが遅く、遅いものは早くなるようです
又、開封後時間が経つほど 乾きは早くなります 薄める度合いはその都度異なります。
*注意2**
皮の素材に依って、糊を付けると伸びる素材やそうで無いものが有ります
伸びやすい素材、は豚皮や触って柔らかい素材です、その素材の場合は
つなぎめの長さは長くならないように注意します。
※つなぎめが長くてダブった場合の対処法、
糊が完全に乾かないうちに、
雑誌などの本に皮巻き部分を押し当てながら転がします、この時 本の綴り部分には充てないようにして下さい
※つなぎめに隙間が出来た場合の対処法、
糊が完全に乾かないうちに、つなぎめを1センチ程度めくります、その後再度糊を付けて張ります。
これにはいろいろな方法が有ります これは一例ですので 参考程度にお願いいたします。
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